遺言を残すきっかけ
コラム No.7 平成18年9月17日
遺言がなければ法定相続分に従って相続されます。これは、多くの方が(明確・曖昧はともかく)知っています。
法定相続どおりでは都合の悪い遺言者は、遺言を書く必要があります。
そのような思いを持ちながら、未だに遺言書を書いていない方は数多くいらっしゃるでしょう。
なぜ書かないのですか? との問いかけには
- まだはっきり気持ちが固まったわけじゃない
- まだまだ死ぬには早いから
- もしもの時に必要なのだから、今じゃなくて良い
- 自分が死んだ後のことだから、どうなってもかまわない
などの答が返ってきます。
そんな方が、「早く遺言を書こう」と思うきっかけは
- 知人の死
- 週刊誌を騒がせる相続争い
- バラエティ法律番組を見て
等でしょうか。
書かなければいけないという必要性と、何か背中を押す動機がセットになって、やっと遺言書に真剣に向かい合います。
向かい合ってはみたものの、この時点で自筆証書遺言をさらさらと書ける人は稀です。
どのようなことを書けばよいか、どのように書けばよいか、悩みだすと止まりません。
そして、よほど必要性の高い方以外は「やっぱり今度にしよう」など、投げ出してしまいます。
こんなことを繰り返しながら、やっと私や他所の事務所をお訪ねになります。
書くか書くまいか、散々悩んだあとの遺言書作成ですが、みなさん書き終わった後は一様にほっとしたお顔になります。
一仕事終えた満足感や、あるいは不安から開放されたのでしょう。
このページが、あと一歩をふみだすきっかけになればと願っています。