法律事例の裏表
コラム No.9 平成18年11月15日
テレビの法律番組や、数多あるホームページのQ&Aと言う物があります。
こんな話し、どこかで聞いたことはありませんか。
質問1
「夫が死亡した後、義父(夫の父)の介護をしながら義父名義の家にすんでいました。先日義父が他界しましたが、
亡夫の兄弟が家を出て行くよう言ってきました。私は家をでなければいけませんか。私に子供はいません。」
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このような質問があると「かわいそうな奥さん、冷たい兄弟」といった印象を受けます。しかし、物には常に裏表があります。
同じ話しを裏から見ると
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質問2
「父が他界しました。父は自己名義の家に死んだ兄(父にとって息子)の妻と二人暮らしでした。
兄嫁に収入は無く、父の財産を食いつぶして生活していました。私たちが父に会いに行っても兄嫁は合わせてくれず、
さびしい思いをしました。このたび父が他界しましたので、兄嫁に父の家を引き払ってもらうようお願いに行きましたが
、まったく聞き入れるつもりは無いようです。どのようにすればよいのでしょうか。」
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こんなふうになるかもしれません。質問1の奥さんを優遇する法律が存在すると、質問2の兄弟を冷遇することになります。逆もまたしかり。
一つの事例とそれにまつわる法律を見ると非情に思えることがあります。 しかし、逆の事例を想像すると案外公平に作られていると思い直すこともしばしばです。
そんな目で法律番組やQ&Aをみてみると、新たな発見や、面白さが出てくると思います。一度お試し下さい。