メールマガジン ちょっとまって! その相続・遺言
バックナンバー 第6号 2006/11/27
ちょっとまって! その相続・遺言 第6号
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目次
1.一線を引きましょう
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『納得しなければ、印鑑は押さない』
前号でこのように書きました。当たり前のことは案外難しいもので、分かって
はいるけれど・・・と言う事が多いものです。
何が何でも自分本位にしたいAさんと、丸く治めたいBさんが相続人であれば、
どうしてもBさんが譲歩する形になります。
Bさんにとって、徹底抗戦することより丸く治めることの方が大切なのですか
ら、自分の価値観に沿って事を運ぶのは当然とも言えます。
しかし、Aさん有利のまま遺産分割が終わって、本当にBさんは満足でしょう
か。
Bさんが満足するなら、それはそれで結構な事です。外野が口出しする事では
ありません。
しかし、いくら丸く治めたからといって、あからさまに自分が不利な遺産分割
ではやはり気分が良くないものです。
すこしでも気持ちを落ち着けるためには、自分の中で「一線」を引いておく事
です。いくら譲歩しても「この一線だけは越えさせない」という気迫をもって
協議することです。Aさんにも人間性はあるでしょうから、「自分が無理を言
っている」ことは承知しているはずです。そこにBさんの明確な意思を示せば、
折れてくる事が期待できます。反対に、人間性のかけらもないようでしたら、
徹底抗戦に何の気兼ねも要りませんね。
そこまでしたくないなら、あきらめるしかありません。
後々、事情を知らない人がこう言うでしょう。「もっとたくさん相続できる権
利があるのに、もったいない」
しかし、胸を張ってください。「人間性を落としてまで欲しいと思わない」と。
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では、また次号でお会いしましょう。
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発行者 行政書士 中司総一郎
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